浜松ギター鑑賞友の会

Hamamatsu Classical Guitar Fanclub

浜松ギター鑑賞友の会

会長:江崎 秀行

浜松市中央区半田山3-33-12

TEL・FAX:053-433-8917

■活動報告(2021年度)

◆第106回鑑賞会 藤井 眞吾 ギターリサイタル

 日時:2021年4月17日(土) 開場18:00,開演18:30

 会場:ヤマハかじまちホール(ヤマハミュージックリテイリング浜松店8階)

 

◆プログラム

・無伴奏チェロ組曲 第4番 BWV1010(J.S.バッハ) より

  プレリュード,サラバンド,ジーグ

・無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007(J.S.バッハ)

・無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番 BWV1005(J.S.バッハ)より ラルゴ

・ショパン讃歌(A.タンスマン)

・プレリュード Op.28(F.ショパン)より

  Op,28-4,28-7,28-20,28-15<雨だれ>(藤井眞吾 編)

・《キラキラ星》による変奏形式の練習曲(藤井眞吾)

 

アンコール

・マズルカ(F.タレガ)

・フリア・フロリダ(A.バリオス)

・詩人の恋 Op.48(R.シューマン)より 麗しき5月に(藤井眞吾 編)

◆藤井 眞吾(ふじい しんご)/ギタリスト・作曲家 プロフィール

 ギターを岡本一郎,故ホセ・ルイス・ゴンザレス,デイヴィッド・ラッセルの各氏に師事。1987年にコーレマン賞(スペイン),英国王立音学院の演奏家ディプロマ《A.R.C.M.》。国内各地での演奏会のほか,アメリカ,ドイツ,ハンガリー,セルビア,アイスランド,台湾,中国,韓国などのフェスティバルに招かれ演奏と指導を行う。大阪音楽大学,洗足音楽大学で非常勤勤講師を歴任。上海音楽院客員教授。主な作曲作品に「天使の協奏曲(W.カネンガイザーのために)」「SHIKI(L.A.G.Q委嘱作品)」「地平線の協奏曲(益田正洋のために)」「ラプソディージャパン(ギタ−2重奏)」「はじまりの音楽(ギタ−2重奏)」「Air(ギター四重奏)」「ロンド〜ひまわり(ギター四重奏)」など。CDに「黒いデカメロン〜ブローウェル作品集」「夜のスケッチ」「藤井眞吾ギターのための作品集」。

 

藤井 眞吾 公式ウェブサイト

◆第107回鑑賞会 河野 智美 ギターリサイタル

 日時:2021年6月19日(土) 開場18:00,開演18:30

 会場:ヤマハかじまちホール(ヤマハミュージックリテイリング浜松店8階)

 

◆プログラム

・ゴルトベルク変奏曲(BWV988)より「アリア」

 (J.S.バッハ/河野智美 編)

・無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番(BWV1005)より ラルゴ

 (J.S.バッハ/河野智美 編)

・ラグリマ〜ティアーズ イン ヘブン

 (F.タレガ〜E.クラプトン/佐藤弘和 編)

・アラールの華麗なる練習曲(F.タレガ)

・アランフェス交響曲より 第2楽章 アダージョ(J.ロドリーゴ)

・大聖堂(A.バリオス)

・プレリュード 第2番 <リオの下町の伊達男の歌>(E.ヴィラ=ロボス)

・プレリュード 第3番 <バッハへの讃歌>(E.ヴィラ=ロボス)

・組曲「夏の庭」より 思い出(S.アサド)

・「ギターのための12の歌」より イエスタデイ

 (レノン=マッカートニー/武満徹)

・祈り(F.ハンド)

 

アンコール

・アルハンブラの思い出(F.タレガ)

・タンゴ・アン・スカイ(R.ディアンス)

・カヴァティーナ(S.マイヤーズ)

◆河野 智美(こうの ともみ)/ギタリスト プロフィール

 東京都出身。クラシカルギターコンクールで優勝のほか,東京国際ギターコンクール,アジア国際ギターコンクールなど,国内外のコンクールで入賞。

2011年,ギター製作家キム・ヒホン氏のプロデュースにより韓国にてDVD『Recollections』をリリース。韓国,中国でのリサイタルの他,ロシアのウラジオストク国際ギターフェスティバル,タイ国際ギターフェスティバルに招かれ絶賛を博す。2012年,イタリアのトリノ音楽祭で3回のリサイタルを行い,トリノ市民から高い評価を得た。さらにその時に見たイタリア各地での大聖堂に触発されたことは,アルバム『祈りOracion』(2013年「レコード芸術」特選盤)の選曲に大きな影響を与えている。2015年,国際協力の一環として南米ボリビア・コチャバンバの音楽院を訪れ,技術指導や指導法のアドヴァイスを行う。そのときのコチャバンバ市民を招いたコンサートでは大きな成功を収めた。またその後再びタイにも招かれリサイタルを行い,絶賛を博した。秋には「ジャズクラシック」をテーマに,現代のコンポーザー・ギタリストに焦点をあてたアルバム『リュクス』をリリース,音楽評論家の濱田滋郎氏より「ギター・アルバム中,最上級の成果」と評され「レコード芸術」誌で特選盤の評価を得る。2016年,オーストリアのルスト国際ギターフェスティバル,ロシアのモスクワとエカテリンブルクに招かれ,またスペインのマドリードでのリサイタルも2度にわたり成功させる。2017年,初のオール・バッハ・アルバム『ザ・バッハ』(「レコード芸術」特選盤)をリリースし,東京・銀座の王子ホールでのリサイタルでは満場の観客で成功を収めた。またマドリードの歴史あるアテネオホールにて人間国宝鶴賀流第11代家元鶴賀若狭掾師匠とその一座,日本舞踊の花柳貴比氏,八王子車人形「西川古柳座」とのコラボレーション公演を行い,日西伝統芸能の共演は大きな反響を呼んだ。2018年,サントリーホール・ブルーローズにて現代の楽器でのバロックアンサンブルのコンサートを行い,「ギター室内楽の新たな境地」と評判を呼んだ。秋にはベトナムのフェスティバル,2019年にはスペインのガンディア国際ギターフェスティバルに招かれ絶賛を博した。またスペイン最大とも言われるホセ・トマス国際ギターコンクールにてユース部門の審査も務め,更なる活躍の広がりを見せている。2019年,スペイン作品集『The Spain』をリリース,「レコード芸術誌」で特選盤の評価を得る。2020年,指揮者の梅田俊明氏,東京フィルハーモニー交響楽団とともに東京のサントリーホールにてロドリーゴの2大コンチェルトを演奏し成功を収めた。

 これまでに,横尾幸弘,江間常夫,高田元太郎,福田進一の各氏に師事した他,R.ディアンス,E.フェルナンデス,S.テナント,M.E.グスマン,A.ピエルリの各氏など国内外で多くのマスタークラスを受講し研鑽している。バロックギターと古楽を竹内太郎氏に師事。また日本・スペインギター協会会長代理としてギター音楽の普及とギター界発展に寄与するべく,日々努めている。日本女子大学人間社会学部現代社会学科卒。昭和音楽大学,並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。

 

河野 智美 公式ウェブサイト

◆第108回鑑賞会 徳永 真一郎・岡本 拓也 ギターデュオ コンサート

 日時:2021年10月2日(土) 開場18:00,開演18:30

 会場:ヤマハかじまちホール(ヤマハミュージックリテイリング浜松店8階)

 

◆プログラム

・6つのワルツ op.39(F.ソル)

・ロシアの思い出 op.63(F.ソル)

・パストラーレとスケルツォ op.10(N.コスト)

・アンクラージュマン op.34(F.ソル)

・スペイン組曲 第1集 Op.74 より セビーリャ(I.アルベニス/徳永 編)

・レオナルドの歌,カタルーニャ伝説(G.カサド) <徳永ソロ>

・聖母の御子,盗賊の歌,糸を紡ぐ女

 (カタロニア民謡/M.リョベート 編) <岡本ソロ>

・詩的ワルツ集(E.グラナドス/デュオ・グルーバー&マクラー編)

 

アンコール

・間奏曲(M.M.ポンセ/J.M.サラーテ編)

・スケルツィーノ・メヒカーノ(M.M.ポンセ/J.M.サラーテ編)

◆徳永 真一郎(とくなが しんいちろう)/ギタリスト プロフィール

 徳島県出身。9歳からギターを学び,国内のコンクールで入賞 を重ねた後,2007年に渡仏。ストラスブール地方音楽院を経て,2011年よりパリ国立高等音楽院にて研鑽を積む。2016年同音楽院修士課程を満場一致の首席で卒業。これまでにギターを川竹道夫,アレクシス・ムズラキス(デュオ・メリス), ローラン・ディアンス,ジュディカエル・ペロワ各氏に,古楽・リュートを今村泰典氏に師事。またキジアーナ音楽院のオスカー・ギリア氏のクラスにて最優秀ディプロマを取得。2008年ナクソス国際ギターコンクール(ギリシャ)第3位,2010年オルシュティン国際ギターコンクール(ポーランド)第1位及びグランプリ。2012年同フェスティバルにてリサイタル,マスタークラスを行う。2016年ブーロー ニュ・ビヤンクール現代音楽コンクール《Musique du dernier siècle 2016》にて審査員特別賞〈課題曲賞〉を受賞。2018年ヴェリア国際ギターコンクー ルのコンチェルト部門にて第2位入賞。これまでにカレンツァーナ音楽祭(共演:小林真理<メゾソプラノ>)や,パリギターフェスティバルなどに招待される。 2017年マドリッドのソフィア王妃芸術センターにて,ジョルディ・フランセス指揮のアンサンブル・ソニド・エクストレモと共演し,作曲家・松宮圭太氏の《ギターとアンサンブルのための小協奏曲》の世界初演のソリストを務める。2011年から2013年度までヤマハ留学奨学生,またフランスのタラツィ財団並びにADAMI財団奨学生。2018年アルバム『テリュール』をリリース,文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

 

 徳永 真一郎 公式ウェブサイト

◆岡本 拓也(おかもと たくや)/ギタリスト プロフィール

 千葉県出身。 10歳よりギターを始め故平塚康史,篠原正志,ウィーン国立音楽大学にてアルバロ・ピエッリ各氏に師事。2018年11月同大学院修士課程を満場一致の最優秀成績で修了。歴史的演奏法をインゴマー・ライナー,リュート演奏法をルチアーノ・コンティーニ各氏のもとで学ぶ。これまで福田進一,大萩康司,松尾俊介,デヴィッドラッセル,ライナーキュッヒル各氏のマスタークラスにおいても大きな影響を受ける。2009年GLC全国学生ギターコンクール,ジュニアギターコンクール,クラシカルギターコンクールに於いて最優秀賞受賞。2010年ヤマハ音楽奨学生,第9回千葉市芸術文化新人賞受賞。東京国際ギターコンクール第2位。また千葉交響楽団との「アランフェス協奏曲」共演にてソリストを務める。2016〜17年にかけてオーストリア,ドイツ,チェコでの5つのコンクールいずれにおいても第1位もしくは第2位を受賞する。

2018年浜松市文化振興財団主催のアクト・ニューアーティストシリーズに出演し,また今日世界最高峰レベルのスペイン・アルハンブラ国際ギターコンクールにて第2位を受賞。2019年にはファーストアルバム「7つの指輪~Sete Aneis~」をリリースし,レコード芸術特選盤に選定される。2020年カウンターテナーの中嶋俊晴のアルバム「私の好きな日々」にて共演。2021年ギタリスト福田進一氏の若手ディスカバリーシリーズにて取り上げられ,マイスターミュージックよりアルバム「One」をリリース。

 

 岡本 拓也 公式ウェブサイト

◆第109回鑑賞会 木村大 ギターリサイタル

 日時:2021年12月11日(土) 開場18:00,開演18:30

 会場:ヤマハかじまちホール(ヤマハミュージックリテイリング浜松店8階)

 

◆プログラム

・earth(木村大)

・禁じられた遊び(A.ルビーラ/木村大 編)

・ラグリマ(F.タレガ/木村大 編)

・星めぐりの歌(宮沢賢治/木村大 編)

・アストゥリアス(I.アルベニス/木村大 編)

・戦場のメリークリスマス(坂本龍一/木村大 編)

・memory-go-round(木村大)

・竹田の子守唄(京都民謡/木村大 編)

・ネモフィラの丘であなたをまつ(木村大)

・スペイン(C.コリア/木村大 編)

 

アンコール

・リターニング・ホーム(A.ヨーク/木村 編)

◆木村 大(きむら だい)/ギタリスト プロフィール

 1982年,茨城県生まれ。5歳より父,義輝に師事,ギターと音楽理論を学ぶ。1996年,世界最高水準と言われる第39回東京国際ギターコンクールで見事14歳で優勝。2回にわたり茨城県知事賞受賞。バルセロナ音楽祭に招待されヨーロッパデビュー。17歳でソニーよりCDデビュー。デビューアルバム「ザ・カデンツァ17」が異例の大ヒットを記録し,この間『トップランナー』『情熱大陸』等テレビ・ラジオに多数出演。2001年第11回新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。日本を代表するギタリストとしてスペイン王立セビリア交響楽団全国ツアー(14公演)にソリストとして参加。2002年より英国王立音楽院に留学。2004年,帰国第一弾として,ソリストとしては異例のNHK交響楽団と3夜連続共演。第1回ベストデビュタント賞(音楽部門)を受賞。2013年にはキングレコード移籍,アルバム『HERO』を発表。クラシックの範疇にとどまらないヴァーサタイルな才能を発揮し,ROCKやPOPSの名曲に捧げる新たなギターの世界を打ち出した。2014年,アルバム『ONE』をリリース。2016年,アルバム『ECHO』は,アマゾンのクラシックでベストセラー1位を獲得。2018年ピアニスト榊原大とともにクラシックを中心に二人の情熱,技巧,音楽的感性が融合したアルバム『Rosso Nero』を発売。2021年,アルバム『memory-go-round』が,再びアマゾンのクラシックでベストセラー1位を獲得。常に進化を続けるギタリスト。

 

木村大 公式ウェブサイト

■第110回鑑賞会 木下 尊惇 ギターリサイタル

 日時:2022年3月5日(土) 開場18:00,開演18:30

 会場:かじまちヤマハホール(ヤマハミュージックリテイリング浜松店8階)

 

◆プログラム

第一部(チャランゴ ソロ)

・巡礼する石ころたち(エルネスト・カブール)

・チャランゴのための練習曲(マウロ・ヌニェス)

・雪のひとりごと(木下尊惇)

・山の向こうのクエッカ(木下尊惇)

・弦のすすり泣き(アレハンドロ・カマラ)

・鳥たちの歌う木の下のポルカ(木下尊惇)

・コンドルは飛んでゆく(ダニエル・アロミア・ロブレス)

・命の光(木下尊惇)

 

第二部(ギターソロと弾き語り)

・故郷への道すがら(ヘラルド・アリアス)

・恋する鳩の踊り(アタワルパ・ユパンキ)

・我が母の嘆き(エドガール・ヤーヨ・ホフレ)

・ラパスのチョリータ(マヌエル・エリアス・コロネル)

・マナニャッチュ(ロメロ/クーバ)

・二つのカルーヨ(伝承曲)

・コルケチャカマンタ(ルイス・ガルシア)

・カルワンチョケーラ(伝承曲)

・パチャクティ(ホセ・フローレス/木下尊惇)

・人生は美しい(ニロ・ソルーコ)

・平和に生きる権利(ビクトル・ハラ)

 

アンコール

・ボリニアの坑夫(伝承曲)

◆木下 尊惇(きのした たかあつ)/フォルクローレ ギタリスト・チャランゴ奏者 プロフィール

 1982年,チャランゴ奏者エルネスト・カブールの招きでボリビアに渡る。カブール・トリオのギタリストなどを経て,86年よりボリビアのグループ「ルス・デル・アンデ」のリーダーとなり,明確なコンセプトと独自の音作りで,現在に至るまでボリビア・フォルクローレ界に多大な刺激を与え続けている。カブールと共に映画「橋のない川」の音楽を制作。NHK「美しき日本~百の風景」でテーマ音楽,「世界の名峰~グレートサミッツ」へ楽曲の提供など,各種映像音楽を手がける。日本では6枚のソロ・アルバムを発表。「ボリビアを知るための73章」(明石書店),「中南米の音楽」(東京堂出版)に執筆。17年ラパス市文化庁より,長年の文化功労を称えた認定表彰を贈られる。18年よりフランス,サガルナガ・アソシエーションのフォルクローレ講師。同年ボリビア文化功労者を称えたラジオ・アルワ賞を,アメリカのニューオーク市より授与された。20年,自身初のチャランゴ・ソロアルバム『木立に通り過ぎるチャランゴの響き』では,旧家の蔵ギャラリーを録音会場にして,鳥たちとチャランゴの対話を録音した。フォルクローレの視点から,音楽本来の意義を考え,全国各地でさまざまな活動を実践している。

 

木下尊惇 公式FB

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