■第127回鑑賞会 荘村 清志 ギターリサイタル
日時:2024年12月21日(土) 開場14:00,開演14:30
* いつもと開催時間が異なります。ご注意下さい。
会場:かじまちヤマハホール(ヤマハミュージックジャパン 浜松店 8階)
◆当友の会へのメッセージ
今年は私にとって大切な年になります。まず喜寿(77)を迎え,デビュー55周年と重なります。若い頃こんなに長いこと演奏活動が出来るなんて思ってもいませんでした。40代まではギターと格闘している感じで,苦しみの方が多かった気がしますが,50過ぎになって少しずつ心の中から感情が込み上げてくる様になり,ギターを弾く事が楽しくなりました。それからはひたすら感性を磨く事に専念しました。現在は表現力が年々増えていく感じで,自分に対して希望が持てて,積み重ねることの大切さを実感しています。今日,この会場にいらして下さった皆さま,それと同時にこの歳になるまで応援して下さった色々な方々に,この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。ありがとうございます。
◆プログラム
ルネサンスリュートのための6つの小品(作者不詳/キレゾッティ 編)
ソナタ(K380)(D.スカルラッティ)
マルボローの主題による変奏曲(F.ソル)
無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番(BWV1004)より
シャコンヌ(J.S.バッハ)
プレリュード 第3番,第1番(H.ヴィラ=ロボス)
ヴェネズエラ風ワルツ 第3番(A.ラウロ)
亡き王女の為のパヴァーヌ(M.ラヴェル)
アルハンブラの想い出(F.タレガ)
郷愁のショーロ(A.バリオス)
歌と舞曲 第1番(A.ルイス=ピポー)
(都合により当日演奏曲目を変更する場合がありますのでご了承ください)
◆荘村 清志(しょうむら きよし)/ギタリスト プロフィール
9歳よりギターを始める。1963年に巨匠N.イエペスに認められ,翌年スペインで師事。1969年の日本デビューで,「テクニック,音楽性ともに第一人者」との高い評価を得た。1971年には北米で28に及ぶ公演を行い,国際的評価を不動のものにした。1974年にはNHK教育テレビ「ギターを弾こう」に講師として出演し,一躍全国にその名と実力が知られることになった。2007年NHK教育テレビ「趣味悠々」のギター講師として再登場し,改めて日本ギター界の第一人者としての存在を強く印象づけた。2008年ビルバオ交響楽団の定期演奏会に出演。同団とは《アランフェス協奏曲》を録音,2009年にCDをリリースした。2015年にはイ・ムジチ合奏団と共演,録音も行った。2017年からギターの様々な可能性を追求する「荘村清志スペシャル・プロジェクト」(全4回)に取り組み,さだまさし,coba,古澤巌,錦織健らと共演し,ジャンルの垣根を越えたコラボレーションが話題となる。最終回となる2021年4月には,cobaに委嘱したギター協奏曲も演奏し,注目を集めた。2019年にはデビュー50周年を迎え,自身初のバッハ・アルバム「シャコンヌ」をリリース,全国でリサイタルを開催した。2020年,朝日新聞の連載「人生の贈りもの」をまとめた書籍「弾いて飲んで酔いしれて ギターとともに50年」(吉田純子 編著)を出版。CDも多数リリース。2022年10月にはcoba編曲による世界のポップス名曲選「ゴットファーザー~愛のテーマ~」をリリース。現在,東京音楽大学特任教授。
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